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愛犬の関節炎の兆候を見極める方法

2018年8月24日

【愛犬からの“SOSのサイン”を見逃していませんか?】

この動画では、世界的に有名な獣医外科専門医であるブライアン・ビール先生の監修により、犬の関節炎の初期症状と関節炎を引き起こす要因をわかりやすく解説しています。
既にあなたの愛犬が、あなたに痛みを訴えていたら…?言葉を話すことができない愛犬のSOSを感じられる、とても重要な動画です。
ぜひ一度ご覧ください。

なお、本動画ではご家庭で確認できるチェックポイントをご紹介していますが、愛犬について少しでもご心配な点がありましたら必ずかかりつけの獣医師までご相談ください。

【以下の文章では、動画の内容を記載しております。動画と併せてご覧ください。】

犬の飼い主、特に特定の犬種の飼い主にとって、関心の高い問題の一つに股関節や膝、肘の問題があります。
関節炎は若いうちから発生することがよくあり、時間の経過とともに静かに進行します。
あなたの愛犬が痛みに苦しむ前に、関節の動きなどから、関節炎の兆候を見極める方法を、世界的に有名な獣医外科専門医であるブライアン・ビール先生がご紹介します。
関節の問題を早期に発見することは、愛犬の生活の質を大幅に向上させ、費用のかかる治療の回数や手術の必要性を少なくすることができます。
犬は話すことができませんが、私たちとコミュニケーションをとることはできます。
犬は飼い主を自分たちの群れのリーダーと見なしていて、飼い主に心地よさや友情、そして保護を求めます。
もし関節に問題が生じると、犬は痛みの早期兆候を示しますので、そのような兆候を見落とさないようにしてください。
これは、本能的にいつもと違ったふるまいをして、あなたに気づいてほしい、ケアをしてほしいという愛犬からのサインなのです。

関節に問題のある犬は、関節炎を起こしている関節が硬くなったり、痛みや、足を引きずるなどの、何かしらの症状があります。
ただ、その症状や程度はそれぞれの犬で異なるため、愛犬をよく観察して、初期症状があるかどうかを見極める必要があります。
その観察する7つのポイントをご紹介します。

① 寝ていて起き上がる時
あなたの愛犬は朝起きるときや昼寝から起き上がる時に、動きが悪くありませんか?
関節がこわばっていると、人間と同じように起き上がるのに時間がかかります。

② 飛び上がる時
あなたの愛犬は車や家具に飛び乗る時につらそうにしていませんか?
今までは飛び跳ねていたのに、今は促したりそっと押してあげたりする必要がありませんか?

③ 階段の上り下りをする時
階段の上り下りを観察することは、関節の問題の早期の兆候を見定めるのにとても良い方法です。
あなたの愛犬が階段の上り下りの途中でためらったり、上りたがらないかをチェックしましょう。

④ 座り方
あなたの愛犬は左右対称にまっすぐに座っていますか?
片側に寄って座ったり、片方か両方の後足を横に寄せて座る傾向がありませんか?

⑤ 歩く様子
あなたの愛犬は普通に歩いたり、小走りできますか?
特に運動の後に動きが硬くなったり、足を引きずったりしませんか?

⑥ 歩く時の頭の動き
あなたの愛犬が歩いているときに頭が上下に動いていたら、これは前足の問題で起こる一般的な兆候です。そして前足をうまく使えない歩き方の最も一般的な原因は肘の問題です。

⑦ 横になったり座った姿勢から立ち上がる時
あなたの愛犬は横になっていたり座った姿勢から立ち上がる時に、立ち上がりにくそうにしていませんか?
これは、股関節や膝に問題のある犬に見られる状態です。

以上が観察するポイントです。
次に関節の健康に影響を及ぼす4つの要因について説明します。

① 天候
寒さや湿気の多い天気は不快感やこわばりを増強させます

② 年齢
犬は歳をとるにつれ、合併症が発生する可能性が高くなります。
2歳の若い犬でも、一年に一度は獣医師の診察を受けるべきです。
そして、関節炎は若い犬の病気でもありますので、6ヶ月の子犬の時には、関節炎のリスクがないか、検査する必要があります。

③ 体重
太り気味の犬は、関節にトラブルの起きるリスクが高くなります。
愛犬が太り過ぎている場合は、減量用の食事を与え、運動を増やす必要があります。
減量用の食事に切り替えることによって体重を減らすことができます。
運動は重要ですが、それぞれのペットの状態に合わせて調整する必要があります。
動物病院は、あなたの犬のために理想的な減量プログラムを提供してくれますので、是非相談をしましょう。

④ 犬種
大型犬種のラブラドール・レトリーバー、ゴールデン・レトリーバー、ジャーマン・シェパードのような犬種は、若い時から関節の問題を起こす可能性が高いため予防が重要です。

関節の問題は時間が経つにつれて、徐々に悪化していきます。
初期の症状は非常に軽く、とても注意深い飼い主でさえ兆候を見逃してしまう可能性があるほどです。
それでも最終的には、飼い主は、ちょっと気分が悪そうとか、あるいは以前は楽しんでいたことをしたがらなくなっていることに気がつきます。
ただ、早期に問題に気がついて、獣医師の診察を受けることができれば、問題の進行を遅らせたり、場合によっては、より深刻な問題の発症を止めて、愛犬の生活の質や動きを大幅に向上させることができますので、次の4つのことをいつも心がけてください。

①痛みや関節の問題の兆候がないか常にチェックしましょう。
②6カ月齢の時に関節炎につながる可能性のある項目について検査を受けましょう。
③最初の兆候に気がついた時には、動物病院に受診し、獣医師の診断と治療を受けましょう。
④ 関節の問題が起こる前から、関節の炎症を軽減する対策や発症しにくくする対策を獣医師に相談しましょう。

上記の4点に加え、関節の健康や動きを促進するために必須脂肪酸が多いサプリメントなどを毎日与えることを検討しましょう。そうすることで、あなたの大切な家族である愛犬をこれからも苦痛から救うことができるでしょう。

*愛犬・愛猫についてご不安な点がありましたら、必ずかかりつけの獣医師までご相談ください。
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