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愛猫の痛みの兆候を注意深く観察する方法

2018年8月24日

【愛猫からの“SOSのサイン”を見逃さないために】

この動画では、猫の痛みの管理を専門とする、世界的に有名な獣医ダンカン・ラッセルズ先生監修のもと、猫が関節炎を患っているかどうかを判断するための6つの方法をお伝えします。
痛みを隠すのが上手な猫。見抜くのが難しいとされる愛猫の痛みのサインを解説する、とても重要な動画です。
ぜひ一度ご覧ください。

なお、本動画ではご家庭で確認できるチェックポイントをご紹介していますが、愛猫について少しでもご心配な点がありましたら必ずかかりつけの獣医師までご相談ください。

【以下の文章では、動画の内容を記載しております。動画と併せてご覧ください。】

ダンカン・ラッセルズ先生は猫に運動の問題や痛みがあるかどうかを判定するために、飼い主が簡単に確認できるガイドラインを作成しました。
ラッセルズ先生は世界的に有名な獣医師で、彼の専門は痛み(特に猫特有の痛み)の管理です。
関節炎は高齢の猫だけでなく若い猫にも見られる病気です。
あなたの猫が以前のようには、遊んだり、毛繕いしたり、飛んだり、猫トイレを使ったりしなくなり、外にも出ようとしないようなら、あなたの猫は関節に痛みがある可能性があります。

関節炎は消耗性疾患で、猫は本能的に痛みの症状を隠そうとするため、病院ではしばしば診断されないことがあります。
犬は群れで生活をし、他の犬からの同情や保護を得るために不快な症状をあからさまに示しますが、猫は全く異なります。
猫は単独行動の動物で、他から攻撃されやすくなるため弱みを表に出しません。
猫は痛みを隠すことがとても上手なので、痛みの兆候を注意深く観察する必要があります。

・関節炎の状態とは
関節炎は炎症、軟骨の劣化、軟組織の変化、骨の変化そして不必要な場所での新しい骨生成を特徴とします。
そして、関節のいたるところが劣化し、痛みはこれらのすべての状態から生み出されます。
痛みを表現する犬と違い、猫は痛みを隠すので、関節炎を継続的に患っていても、猫は痛みを表現しません。
臨床研究によれば、2歳の若い猫が関節炎にかかる可能性もあり、12歳以上の猫の90%以上が関節炎に侵されていると報告されています。
残念なことに獣医師によって治療を受けている猫は、わずか7%にすぎません。

飼い主は猫の症状に気付かず、「うちの猫は年を取ったから…」と、考えてしまいます。
猫が体の両側に関節炎を患うと、見つけるのはさらに難しくなります。
飼い主は猫の痛みに気が付く必要があります。
ダンカン・ラッセルズ先生が作成した猫のいたみのガイドラインに沿って、猫が関節炎を患っているかどうかを簡単に見抜ける6つの方法をご紹介します。

① 高いところへの飛び方
猫が以前はテーブルやベッドから飛んでいたのに、今はゆっくり歩いて下りていたり、飛ぶ前に飛ぶことを戸惑ったりしている場合は、高い場所から着地するときに痛みを生じていることが考えられ、関節炎の兆候かもしれません。
若い時、テーブルやベッドにどのように飛び上がっていたのか、思い出して比べてみてください。
痛む関節をなるべく使わないように、椅子などの助けを借りて移動していないか、よく観察してください。

② 階段の上り方
若い時は階段を駆け上るのに差し支えはありませんが、年を取った猫は用心深く、ゆっくり移動するようになります。
上りながら休んでいたり、うさぎ跳び移動で恐る恐る登っていたりする場合は関節が痛いのかもしれません。

③ 遊び方
以前のように遊ばなくなった場合は、関節に痛みがあって遊ばなくなっているのかもしれません。

④ トイレ
関節炎になると、しゃがむときに痛みが出るので、がまんして膀胱炎になったり、不適切な場所で排尿することが増えるかもしれません。

⑤ 外見
関節炎の猫はあまり外に出かけず、眠ってばかりいて、毛繕いもせず、ぼさぼさに見えます。

⑥ 態度
関節に痛みがあると、撫でられる時に、嫌がったり、攻撃的になったり、噛んだりうなったりすることがあります。また、人や周りに無関心になり、他の動物と交流をしなくなったりします。

関節炎は生涯続く状態で、猫と飼い主のクオリティ・オブ・ライフ(生活の質)に著しく影響を与える可能性がありますので、関節炎の兆候に早く気づくことが重要です。
長い間痛みが放置されると、管理が難しくなります。
あなたが、猫のこのような兆候に気づいたら、動物病院に連れて行き、適切な診断をしてもらいましょう。
高齢だからと何もしないままでいるのではなく、治療をすることで、より良いクオリティ・オブ・ライフを得ることができます。

*愛犬・愛猫についてご不安な点がありましたら、必ずかかりつけの獣医師までご相談ください。
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